旧国立駅舎
東京都国立市東1丁目1(国立駅南口駅前)
大正15年に創建され、平成18年のJR中央線立体高架化工事に伴い解体されるまでの80年間、国立のシンボルの一つとして親しまれてきた旧国立駅舎。
しかし解体を惜しむ多くの声が全国から寄せられたことも受け、国立市は旧駅舎をほぼ元あった場所に再築するという復元計画を発表、平成30年から再築工事を進めてきました。
そして2020年、あの左右非対称の赤い三角屋根の駅舎がくにたちに帰ってきました。創建当時の姿で復元された旧駅舎は市の有形文化財として指定され、観光案内所やイベントスペース、展示室を兼ね揃えた“まちの魅力発信拠点”として開かれています。
なお建物の再建工事に際しては、解体後に大切に保管されていた部材が再利用されました。
大学通り
東京都国立市東2丁目
国立市は東京都で初めて「文教地区」の指定を受けた街。文教地区国立のメイン通りとなっているのが「大学通り」です。
南口の駅前広場から一直線に伸びる並木通りは、春は約160本からなる桜一色に彩られ、夏は沿道の朝顔市、秋には黄金色に色づいたイチョウ、冬は幻想的なイルミネーションと四季を通じて街の彩りを楽しむことができます。
歩道、車道、自転車用通路に分けられていますので、お散歩やショップ巡りも安心です。この広々とした大学通り、かつては飛行機の滑走路として使われていたこともあるそうです。
さくら通り
国立市富士見台2丁目43−4
大学通りと並んで国立の桜の名所となっているのが、このさくら通りです。毎春、通りの両側に植えられた約340本のソメイヨシノが華やかに咲き誇る様子を楽しむことができ、それはまるで桜のアーチをくぐっているかのよう。
大学通りの先にある東西に延びる通りとなっていますので、駅からのお散歩コースとしてもおすすめです。
谷保天満宮
東京都国立市谷保5209
甲州街道沿いにある「交通安全発祥の地」としても有名な神社「谷保天満宮」。903年に創建されたことに始まるその歴史は古く、東日本最古の天満宮と言われています。学業成就の神さまを祀ることでも知られていて、合格祈願に訪れた受験生たちの想いが込められた沢山の奉納絵馬が並ぶ光景は、受験シーズンの風物詩のひとつにも。
そんな由緒ある谷保天満宮ですが、近年注目を集めているもうひとつの顔があります。それは“日本一綺麗でかわいい”御朱印帳がある天満宮として、御朱印ブームの火付け役を担った存在でもあるのです。
自然豊かな境内の木々に囲まれた参道を静寂に包まれながら歩くと、都会の喧騒を忘れさせてくれるはずです。
国立駅からアクセスの際はバスのご利用が便利です(府中駅行き ※谷保経由「谷保天神」にて下車)。
くにたち郷土文化館
東京都国立市谷保6231
国立市の歴史、文化の展示をしている博物館です。もともと国立は約5,000年前の遺跡が発見されるなど発掘活動がとても盛んな土地でもあり、くにたち郷土文化館には国指定重要文化財として認定された「大形石棒」をはじめ貴重な出土遺物が展示されています(展示品の内容や展示時期などは時期により変更のある場合があります)。
「歴史・文化・自然との調和」をコンセプトとした様々なイベントや企画展も開催されていますので、常に新しい発見と学ぶ楽しさを体験することができます。
ママ下湧水公園
東京都国立市泉3丁目2
国立市の南西部の多摩川にほど近い辺りにある湧き水のポイント。豊富な湧水量を誇り、現在もかれることなく透明な清水があふれる「ママ下湧水群」は、東京都の名湧水57選のひとつに選定され、周辺は「ママ下湧水公園」として自然環境の保全がされています。
昭和の初め頃までは、この湧水を利用してわさびも作られており、今でも農家の方が湧水で野菜を洗ったりする風景が見られます。
都会からも気軽に足を運べ、自然景観を楽しみながら、のんびりと散策することのできる貴重な場所です。